債務整理を分かりやすく解説!

【任意整理】裁判所を通さず手続きが簡単!任意整理のメリットとデメリット

任意整理...任意で整理すること...?
言葉だけでは、つかみにくいですが、任意整理とは、なんなのでしょう。


借金には、お金を借りた人と貸した人(債務者と債権者)がいます。自己破産や民事再生(個人再生)の場合、この間に、裁判所が入って、なんとかしてもらうわけですが、任意整理の場合、債務者と債権者の間だけで交渉して借金の額を減らしてもらうものになります。


当事者同士で話がつけば、それにこしたことはない。示談や、和解といった感じでしょうか。ただ、向こうも商売です。裁判所からの強制力もなく、そう簡単に支払う額を減らしてくれるんでしょうか。いくら口がうまい弁護士さんに頼んだとしてもむこうがつっぱねたら、オシマイな気もします。


安心してください。借金が減額されるのには、ちゃんと法律がからんでいます。「利息制限法」と「出資法」という法律です。


「過払い金」のところで詳しく説明しますが、この2つの法に、利息の上限の差があるため、ずっと払わなくてもいいお金を払っていたことになり、その分減額してもらうというものです。こっちが払った分のお金なら、堂々と減額してもらえますね。


以下、任意整理のメリットとデメリットについてまとめてみましょう。


【メリット】


●催促の電話が止まる。
案外精神的負担の大きいのが電話の催促。これが無くなることで、ちょっと心が安らぎます。


●利息がカットされる
利息があるから、払っても払っても、元金が減らない。やる気も無くなります。利息がカットされることによって、ゴールがみえてきます。


●利息が戻ってくる場合もある
利息を払いすぎている場合は、戻ってくる場合もあります。借金を返さなければならないと思っていたら、逆に向こうが返してくれる。夢のような話ですね。


●官報に載らない
自己破産、民事再生(個人再生)の場合、官報に名前が載ってしまうので、人に知られてしまう可能性がありますが、任意整理の場合それはありません。


●手続きが簡単。
裁判所を通さない分、手続きが簡単です。裁判所というと一般人には、ちょっと敷居が高い部分がありますし、簡単にすむならそれに越したことはありません。


【デメリット】


●自己破産、民事再生(個人再生)と比べると返済額が多い
元本全額は、支払うというのが、任意整理。借りた分のお金は、返しているわけですから、自己破産や民事再生よりも気分は、スッキリします。


●ブラックリスト(信用情報機関)に載る
5年間程度は新たに借金をすること(クレジットカードやローンも)ができません。


ただ、任意整理は、誰でもできるわけではなく、継続して収入を得る見込みがあり、借金を3年程度で返済できるという方だけです。利息分が無くなったとしても、払えなかったら同じことですからね。そうゆう方は、自己破産、民事再生(個人再生)の方がいいでしょう。


【任意整理】逆にお金が戻ってくる?!グレーゾーン金利、過払い金とは?


任意整理の中の過払い金というものについて詳しくかきます。借金を返さなければならないと思っていたら、借金がチャラになって、お金がかえってる...うそみたいな話ですが、現実にあります。長い間、借金を返し続けているほど、過払い金の請求ができる可能性があります。


なぜこんなことがおきるのでしょう。
「利息制限法」と「出資法」という二つの法律があり、
「利息制限法」では、利息の上限が、15%から20%。
(10万円未満が20%、100万円未満が18%、100万円以上は15%)
「出資法」の方は、利息の上限が、29.2%。


「出資法」の上限29.2%を超えた金利だと、「5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金またはこれを併科する」という刑事罰が科せられますが、「利息制限法」の上限を超えても刑事罰は科せらません。


捕まらないのであれば、たくさん稼げる方を選択するのは、この世の常。どの金融業者も出資法の法を基準にしていたんです。


ただ、「利息制限法」の上限を超えた金利を定めても、超えている分は、法律上無効。払わなくてもいい分のお金なわけです。この払わなくてよかった分のお金を借金返済にまわすのが、任意整理。借金返済分以上に利息を払っていた場合、過払い金といってお金を請求できるんですね。


「利息制限法」と「出資法」との金利の上限の差の部分は、グレーゾーン金利と呼ばれていましたが、今は廃止されました。「出資法」の上限金利は20%で、これを超えると刑事罰になります。


お金を借りる前は、深く利息のことを考えなかったりしますが、後々重くのしかかってきます。29.2%と20%では、かなり違います。ホントは、もっと低く設定してくれるとありがたいんですが、そうもいかないんでしょうね。


ちなみに、この過払い金の請求は、借金を完済してしまってもできます。10年間ならさかのぼれるようなので、心当たりがあるなら、すぐ手続きをとった方がいいでしょう。だまっていればそのままで、善意で、勝手に返してくれるというたぐいのものではありません。


また、過払い金の請求の対象になるのは、消費者金融や貸金業者だけではありません。信販会社のクレジットカードのキャッシング。実は、これもかなりの高金利。過払い金請求の対象になる可能性もあります。


もとは、自分のお金とはいえ、予測してなかったお金が入ってくるのは、嬉しいもの。狸の皮算用の前に、まずは、弁護士さんや司法書士さんに相談しましょう。


借金の解決方法について。任意整理、自己破産について特に詳し


任意整理について分かりやすく解説した動画がありましたので、以下でご紹介しておきますね。



柏市にお住まいの会社員40歳からのご相談です。サラ金業者9社合わせて700万円の借金があります。いくら返しても利子が膨らんでしまい、どうしようもない状況です。私には妻や子ども、住宅ローンがありますが、どうしたらいいでしょうか。大澤先生教えてくださいというご相談です。


借金の解決方法には大きく3つの方法があります。一つは任意整理、一つは自己破産、一つは民事再生という方法です。


任意整理、自己破産、民事再生難しい言葉が三つ出てきましたがそれぞれ解説をお願いします。


任意整理というのは法律事務所が業者と交渉して借金の額を減らすという制度です。法律事務所が業者と交渉した場合、業者はそもそも高い利息をとっていますのでその分の利息が減額されるということになります。その結果当初の残高よりも減額した金額で業者と合意が出来るという事になります。


交渉で借金を減らすことができるということなんですね。


本来貸し金業者が取っていい利息は20%という風になっていますが実際はより高い利息を取っている業者がたくさんあります。そのような場合、その利息の差額分に着いて減額することができるようになります。例えば先ほどの例でいきますと700万円あった借金が200万円位に減る、ということはよくあることです。そしてその200万円の借金について36回、3年の分割払いで返していきますと、日と月当たり6万円位の返済ということになります。


割と現実的な数字まで下げる事が出来るんですね。


先ほどの例ですと月6万円の支払いであれば無事返済が出来るのではないかと思います。あとは過払い金というものがありまして、すでに完済された方、長期間の取引がある方については払いすぎた利息を業者から返してもらう事が出来ます。


では700万円の借金がなくなった上にお金を取り戻せるということなんですか?


実際の所、いくらくらい返ってくるかなどにつきましては個別の業者ごとの状況によります。そのため弁護士などの法律の専門家にご相談されたほうが良いと思います。


では任意整理出来ないお客さんはどのようにすれば良いのでしょうか。


任意整理が出来ない場合、自己破産、という方法を検討します。自己破産の場合には借金も全部なくなりますが、財産もなくなるという制度ですので先ほどの例の場合には自宅がなくなってしまうということになります。


プラスマイナスゼロになるということなんですね。


自宅はなくなってしまいますが、今までの借金もなくなりますので人生の新しいスタートをすることができるのではないかと考えています。


自己破産につきまとうダークなイメージ、家族を失うのではないか、会社をクビになるのではないかといった情報がありますが、実際にはどのようなものなのでしょうか。


実際の所そのようなことはありません。家族につきましては連帯保証人になっていない限りは実際の所問題はありません。また、職場についても破産をしたからといってクビにできる、解雇できるということはないので安心です。あとは一般的によく間違った情報として住民票や戸籍に載るのではないか、というようなことがありますが、それも間違いです。あとは選挙権もなくなりませんし、その他色々な制限というのはそれほど多くはないものです。


ということは間違った情報が飛び交っているということなんですね。


実際の所インターネット上の情報には間違った情報も非常に多いです。そのため、きちんとした専門家にきちんとしたアドバイスをもらう、そのためにはきちんとした専門家の事務所に問い合わせをするということが必要なのではないかと思います。


そうですね、最初に説明していただいた任意整理、自己破産の中間にありました民事再生についてもご説明していただきたいんですが、これは次回に宜しくお願いします。


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