借金をしてしまうのは病気のせい?借金依存症とは?
借金依存症...あまりきかない言葉です。アルコール依存症、ギャンブル依存症などはよくききますが、借金依存症もそれらと同じ依存症というものの一種なんです。
○常に借金をしていないといられない状態。
○どれだけお金をかりても、買い物やギャンブルがやめられない状態。だと借金依存症かもしれません。
財布にお金やカードが無いと不安感、恐怖感がわきあがり、破綻するまで借金を続けます。多重債務に陥り、自己破産する人は、この依存症にかかっている人が多いといわれています。
○周りの意見は、聞く耳もたず、
「借金はまだ返せる範囲、その気になれば、いつでも返せる。」
思い込んじゃってる。
○お金を貸してくれる人ががいて、借りられると安心する。
というような特徴があります。
お金を借りられて安心するというのは、金銭的問題が解決するからではなく、自分はまだ信用されている、お金を貸してくれる人がいることでの安心です。逆に借金の申し込みをことわられると、不安に襲われ、自殺や犯罪に流れちゃう場合があります。借金はしてても、周りからの信頼は失いたくない。少し分かる心理状態です。
また、借金依存症の人の共通した特徴に、
○金銭感覚の麻痺
というものもあります。
何か商品を買う場合、値段を比較せずに、買ってしまう。欲しかったらでも別に高くても買ってしまう。お金がありあまってる人なら、いいですが、庶民なら、それも借金するぐらいお金に困っている人なら、ちょっとでも安いものを買うのが普通です。それができなくなっているのは、やはりおかしい状態です。
軽いところだと、電灯やエアコンをつけっぱなしにするというのもあります。電気代なんて知ったことかーという感じでしょうか。借金が増えてくると節約に意味がないように思えてくるのもちょっと分かりますね。
この借金依存症。怖いのは本人に自覚がないことです。人間の心は、複雑にできています。自分は大丈夫だと思っていても、実は何かに依存していたりします。治療には、精神科によるカウンセリングなどが必要になってきます。
どうしても借金がやめられないという人がいたら、もしかしたら、借金依存症なのかもしれません。債務整理をしても、また同じこと繰り返してしまう可能性があるので、一度お医者さんにみてもらった方がいいかもしれません。
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